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2024.02.25

24/01/25 (2)明知鉄道 その1【往路・恵那→岩村】

 やはり恵那駅には2、3分ほど遅れて到着。まったく褒められたことではありませんが背に腹は代えられず、ホーム→跨線橋→JR改札口→明知鉄道駅舎と危険のない範囲にて駆け足で移動します。よいこは“なるべく”まねしないでね💛 予定通り、とても愛想の良いおじさんが迎えてくれた窓口にて発売額1,380円(大人)の全線フリーきっぷを入手(下の画像。上が表、下が裏)。硬券という所がやはり「分かって」いますね。きょうの3区間の乗車では普通運賃よりも少しだけ安くなるという理由もありますが、交通系ICカードには非対応ということで毎回きっぷを買う手間が省けるのが一番の理由です。裏面に記載されている通り、フリーきっぷ所持者への特典も幾つかあり。お好みによって明知鉄道往復だけではなく通り抜けるコースも存在しますが、そちらは明智編にてまた触れます。


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 私の後ろに並んだ乗客の発券処理も滞りなく済み、9時16分、単行のディーゼルカーは定刻通りに恵那駅ホームを後にします。ここ最近ではもっとも「濃密な」3分間だった…(ちょっと息が上がりながら)。車両は岐阜県の助成制度を利用して2017年に新造投入された「アケチ100形」。翌年にあと1両が投入され、現在この形式は2両が在籍しています。残念なことに従来車の「アケチ10形」も含め、運用中の全車両がロングシート。本当に長~い椅子が置かれているだけでトイレもありません。乗客はその正真正銘のロングシートにポツリポツリという感じで、ちょっと遅めに登校中の高校生・用務客のシニア層・そして私の他にあと一組の観光客と、明知鉄道の利用者層の内訳を円グラフにすればこの3項目だけで9割X分が埋まってしまうだろうという構成。尤もラッシュ時には2両編成、多客時には不定期に3~4両編成で運転される列車もあるので、先刻の315系と同様に輸送力重視のシートレイアウトにはちゃんと意味があるのでしょう。


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 こちらの明知鉄道明知線は、1985(昭和60)年に国鉄明知線から第三セクター転換された路線。全長25.1kmと決して長くはないものの、2か所の峠を30パーミルを上回る勾配を交えながら越えていくという本格的な山岳路線となっています。その登坂は恵那駅を離れると早速始まり、すぐに右手後方に町を見下ろすように。そして──


 出発後10分も待たずして、車窓↓はローカル度100%に。粉砂糖をまぶした山が青空バックに映えています。名古屋駅からは特急を利用せずとも1時間半掛かっておらず、コスパやタイパの面でもおトクな超穴場路線と呼べるかも。


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 以前は5つの自治体をまたいでいましたが、そのうち岩村町・山岡町・明智町は2004年に恵那市と合併し、現在は飯沼駅・阿木駅およびその前後の区間で中津川市を通過する以外は恵那市内を走行します。往復とも撮影するタイミングがなかったために写真を貼れず恐縮なのですが、飯沼駅は転換から6年後の1991(平成3)年に新設された駅で、これは「過去形」なのかもしれませんが33パーミルという普通の鉄道(=ケーブルカー等を除く)では日本一急な勾配上に設置されている駅。その後、京阪京津線の大谷駅が地下鉄東西線乗り入れに際して4両対応化されるのに合わせて移設され、その時に更新された40パーミルが現在の最急レコードとなっています。京津線は軌道法準拠のため、鉄道事業法準拠の路線という括りでは依然として当駅が日本一を維持しているのですが、京津線の車両はやや小ぶりとはいえ誰が見ても路面電車には見えませんから、その線では反論としては厳しめか。今では気動車の性能も電車とほぼ遜色が無くなったとはいえ、起動の難易度では33パーミル上の気動車と40パーミル上の電車では前者の方が上でしょうから、こっちのロジックで押し切りましょう!(誰に対して言っているのやら……)


 岩村まで、残りの区間のお写真。阿木駅(下1枚目の写真)のように国鉄時代から引き継ぐ古い施設の残る駅がある一方で、2008年には岩村駅の手前1.3kmの地点に極楽駅(同4枚目)が開業。並走する国道沿いにロードサイド店舗が集中しており、こちらへのアクセス向上を目的に新設された駅とのことです。


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 9時45分、恵那からは29分で岩村に到着です。営業列車同士の交換が可能な駅は、全線を通して当駅のみ。そのため、現行のダイヤでは恵那~岩村間の設備に制約を受けて62分が最小運転時隔となっています。


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 到着ホームの一角には、2004年まで使用されていた腕木式信号機の梃子が残されています。こちらは有料にはなりますが我々自身が操作することのできるモニュメントとして、いまも動作可能な状態です。


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 駅舎内のラックから、いわむら観光マップのまちなみ編とお城編をゲット。こちらもPDFでの配布がありますが(→ダウンロードサイトへリンク)、やはりスマホの画面よりも紙の方が圧倒的に一覧性が高いですからね。準備が完了したら、駅舎の外観をカメラに収めつつ(下の写真)、街の散策に出発。帰りでもいいけれどまあとりあえず、と軽い気持ちで撮影したのですが、約3時間後にはこの何気ない風景が一変することに……


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 次回、岩村編へ続きます。

(2024.01.25)

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