みのおキューズモール~箕面萱野駅~北大阪急行延伸区間乗車1of2
前回の記事はこちら⇒西国街道・阪急桜井駅から北急箕面萱野駅へ
西側(新御堂筋側)より箕面萱野(みのおかやの)駅ホームを見上げます。改札口は北と南の2か所に設けられていますが、駅の周囲でも未だ工事が続行中で自由に回遊できる状況ではなかったために、南改札口はスルーしてしまいました。ショッピングモール「みのおキューズモール」に直結している北改札口がメインの出入口となりますが、バスターミナルへは両方が利用できます。
バスターミナルの風景。駅開業に際して従来千里中央駅を始発・終着としていた路線の一部がこちらへ移行しています。また後ほど触れますが延伸区間には加算運賃が設定されているので、大阪都心方面へは2社跨ぎの分も合わせて負担額は結構なもの。それでも箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅から徒歩圏内のエリアならばメリットしかないその一方で、更に路線バスへ乗り継ぐとなると大阪市内~北摂間とは思えないような額になるようです。
まずは駅直結の「みのおキューズモール」を一巡することに。懐かしいな~、2015年11月にEXPOCITYが開業して以降はそちらばかりだったので、たぶん9~10年ぶりくらいではないでしょうか。20年前の2003年10月に「箕面マーケットパーク ヴィソラ」として開業してから数年の間は車で何度も足を運んでおり、当時は現在のCENTER棟1・2Fに鳴り物入りで上陸したカルフールが入っていました。ワインやらチーズやらの品揃えに象徴される、おフランスの香り漂う店内は見て回るぶんには新鮮さはあったものの、かといって実際に買い物をしようという気にはならなかったのですが。リピ買いしたのはイオンスタイルに変わった現在もデリコーナーで販売されている丸鶏のローストチキンくらいですかね。グローバル展開を行う小売業の巨人とはいえ、進出先といえばPIIGS/東欧/BRICs以下、つまりG7クラスよりは見劣りするような経済レベルの地域が中心で、本国でも仕入れ先の農家を恫喝したりなんかと、経営に関しては粗雑かつブラック体質の模様。当然の帰結として本邦の高度な流通システムに太刀打ちできるはずもなく、上陸からたったの5年で呆気なく撤退してしまいました。
そんな思い出を振り返りつつ、第二のオープンとも言うべきお祭り状態のモール内を暫し散策。バルーンが揚がっていると祝祭らしさがマシマシになりますね。新築されたSTATION棟以外は馴染みのある風景とはいえ、テナントがすっかり入れ替わっているので上述のイオンスタイル部分を除けば実質的に初訪問のようなものです。ランチは済ませましたしスイーツ等のお土産の方もこれからの駅巡りの邪魔になるので、今回は1円も使うことなく見て回るだけとなりました。
千里川の流れを活かした景観(下1・2枚目の写真)は勿論のこと、以前からあった芝生の広場も現存(同3・4・5枚目)。なお、箕面萱野駅・バスターミナル・みのおキューズモールSTATION棟は元々立体駐車場があった土地を転用して造られました。加えて現在駅の南半分である土地も元々はアウディの認定中古車センターだった場所です(こちらは新御堂筋を挟んだ反対側へ移転)。
1970(昭和45)年の南北線・会場線開業以来、54年ぶりとなる今回の延伸(※延伸区間の路線名は「南北線延伸線」)。それでは頭端式ホームの根元にある北改札口(下2枚の写真)よりプラットホームへ進みます。といっても現地到着時に「北大阪急行延伸開業記念スタンプラリー」(5月3日まで開催)の台紙を入手するため、改札外には立ち寄っていたのですが。6個集めれば景品がもらえるのですが、ここで①駅スタンプ・②施設スタンプ(みのおキューズモール)・③開業記念スタンプ(※4月12日までの限定)の3つがゲットできるので、あとは箕面船場阪大前駅で2つ、千里中央駅で1つゲットすればクリアとなります。台紙と景品については一連の記事の最後にて。
プラットホームは1面2線。開業時点のダイヤで今のデータイムは毎時7~8本、平日の朝夕には毎時12~13本の電車が出発します。御堂筋線内の中津・新大阪で折り返す電車も多いため、東京駅中央線ホームのような高速発着を行う必要はなく、終着駅らしくしずしずと電車が進入しています。
路線延伸に合わせ、既存駅も含めて駅名標は新デザインのものが設置されました。配色のほかは親会社の阪急…ではなく京阪電車のものによく似たデザイン。
ホーム中央付近に南改札口への階段・エスカレーター・エレベーターがあります。1段落目に書いた理由により、この先がどこへ繋がっているのかが不明のままなのですが。
ホームの北半分と南半分とでは随分と雰囲気が変化します。あまりお金がかかっているようには見えない一方で、デザインの工夫により見栄えに関しては好印象でした。ちなみに…… 大阪駅地下ホームのせいで疑心暗鬼になっていたものの、ホーム上にはベンチ・待合室・飲料の自販機・ゴミ箱といった設備が揃っていました。
10両分歩いてホーム先端へ。延伸開業から数日間悪天候が続き、本日は延伸以来初めて迎える晴天の日となっています。風がやや強めなので、風速計が勢いよく回っていました。次の箕面船場阪大前までの距離は、営業キロベースで僅か1.1km。高架区間から地下区間へ入ってすぐの到着となり、そのトンネルのポータルもここから眺めることが出来ます。線路沿いに歩けば15分ほどなので普段ならば徒歩で移動するところなのですが、それでは今回の訪問の趣旨に反するわけなので、ほんのささやかなご祝儀代わりに160円(1区100円+加算運賃60円)払っての移動です。
延伸初日は大混雑だったはずのホーム先端の撮り鉄ポイントもこの日は無人の時間もしばしばあるほどに空いており、折角なので出発と到着の様子を一本ずつ眺めていくことに。この時間帯は1番のりばのみを使用しているため、シーサスを渡ってくるのは到着列車のみで出発列車はそのまま加速していきます。なお、きょう箕面萱野・箕面船場阪大前両駅のホームに滞在している間に発着したのはOsaka Metro車だけで、北大阪急行車には一度もお目に掛かれませんでした。
更に一本見送り、次の電車に乗車。高架区間~地下区間の前面展望を肉眼で観察していきます。この1駅間は右側に並行している新御堂筋の拡張という名目(=道路財源が投入できる)で建設されたため、南北線・南北線延伸線で唯一の軌道法準拠の区間となっています。
この続きは次の最終回にて。
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今日のNHKの番組”ええとこ”に斉藤 雪乃さんが、出演され開業2つの駅をたずねました。箕面萱野駅の南
改札口に入ってホームへ行きました。運賃は、千里中央から箕面萱野駅までの加算運賃が、均一制で60円で普通運賃130円あわせて190円と大阪モノレールの初乗り運賃200円を下回っているので安いです。バスに比べても200円きっているので割安です。バスの乗り換えが、スムーズになります。箕面萱野駅は、2階建てで2階に改札とみのうキューズモールにつながっており改札を出て左に曲がるとエレベーター及び上り下りのエスカレーターがあり1階へ行けば、ロータリーがすぐ目の前にみえます。2階ホームから東側をみれば、ロータリーが、見えます。
投稿: H.Sさん | 2024.04.04 22:45