24/10/28 (0)プロローグ~サイコロきっぷ・三度目の正直
アップ済みの旅行記で既に明かしていましたが、今秋発売の「サイコロきっぷ」を使って富山へ1泊2日の短い旅へ出掛けてきましたので、しばらくこちらのネタで連載を書いていきます(全20回強を予定)。2022年からJR西日本が不定期に発売しているこちらのきっぷ、今回は第8弾ということになるのですが(これまでの履歴はWikipediaの当該ページを参照のこと)、
第1弾~第4弾:COVID-19の感染・罹患リスクが高かった時期なので参加見送り
第5弾:事前抽選制⇒落選
第6弾:第5弾の落選者が対象の事前抽選制⇒ふたたび落選
第7弾:エントリーにWESTERポイントが必要⇒所持ポイントが足りず参加不可
第8弾:事前抽選制⇒当選
……というわけで、実質3度目の挑戦でようやくサイコロを振る権利を得られたということに。言うまでもなく得たところで行きたい場所へ行けるかどうかはまた別問題なのですが、第7弾まではほぼ毎回自分にとってのハズレor大ハズレ枠が一か所は含まれていたものの、今回は
富山 3/9(1/3)
津山(岡山) 3/9(1/3)
白浜 2/9
博多 1/9
と、少なくとも明確にハズレと呼べるものは一つもなし。強いて言えば白浜は……もし当たったら晴れた日に日帰りで海辺のサイクリングかなァ……とは考えていましたが、大阪発着のプランで毎回大当たり枠として設定されている博多はそれほど当てたいとも思わないので、もうどこでもいいやと。お値段の内訳ですが、まず当選後のエントリーの際に一人あたり4,500円を支払い(この時点で辞退は不可能に。なお参加人数は最大3名まで)、行き先決定後の購入=初回予約時に残りの500円(月~木出発)または3,500円(金・土・日・祝日出発)を支払うという流れになります。なお、エントリー・行き先抽選・初回予約にはWESTERアプリが必須となりますが(予約変更はPCサイトからでもOK)、PC所持・スマホ不所持というパターンはごくごく稀というかほぼ皆無と思われるので(逆は普通にある)、これは問題ないでしょう。
さて運命の瞬間。内部的には事前抽選の当選時ないしエントリー時にもう決まっているのではないかと推測しているのですが。お前はとうにルビコン川を渡っているのだ……!
ということでネタバレ済みですが改めて。開業して日の浅い北陸新幹線の延伸区間にもさっそく初乗りできるし、博多よりも全然良いんじゃない!? ちなみにサイコロきっぷの公式サイトは第1弾から一貫して桃太郎電鉄をイメージしたビジュアルになっているのですが、「出目の良し悪しはあくまで戦略を左右するだけのゲームの一要素(=なんぼでも取り返しがつく)」みたいなヌルいものではなく「出目だけに任せた運否天賦の一発勝負で、時には望まない場所へ無理矢理連れていかれる」わけですから、これは実態としても世間の捉え方からしても水曜どうでしょうの方が適当だろうと。水どうのサイコロの旅は6回+韓国編1回なので、もう“本家”よりも息の長いシリーズになっているのですねえ。これに準えて複数名エントリー→代表して私がサイコロを振る→一番不人気の行き先が出る→ダメ人間!と罵倒される──といったミスターの心境の追体験体を張ったコントもそれはそれで面白かったかもしれませんが、今回はどの目が出ても100%自分の興味関心に沿った行程にしたかったため、いつものように一人旅で参ります。
予約変更はきっぷ受け取り前ならば実質無制限(非現実的ながら28回を超えるとNGの模様)、受け取り後は不可となっており、今回は自己都合ではなく現地の交通機関の都合で一度だけ実際に変更しましたが、念のため出発5日前まで待ってからみどりの券売機にて発券。ご案内2枚を含めて8枚、同時に自宅最寄り駅(川西池田)から大阪市内の西の入口となる加島までの往復乗車券を別途購入したため、総計10枚という壮観なビジュアルです(下の写真。クリック/タップで拡大)。上述の内訳の計算上、きっぷ本体の値段が500円となっているのがまた凄いですね。通貨単位を間違えているんじゃないかと…… 有効期間が2日なので1泊か日帰りしか選べないという制限はあるものの、最も割引率の高い企画乗車券でも往復で2万円近くする区間を5千円という価格ならばそうそう文句も言えますまい。さらに爆安チケットでありながら北陸新幹線の乗車区間(敦賀~富山)に対してWESTERポイントの基礎ポイントというものが付与され、乗車後に往復で64ポイントが還元されました。律儀(笑)。
おあいにくさまで旅行日の10月28・29日は富山の天気は芳しくないのですが、2週間予報を見ていても曇りマークや雨マークばかりですし、台風直撃とかならば流石に再考するものの悪天候程度でスケジュールをコロコロ変えて周りの人を振り回すわけにもいかないので、当初の日程のまま決行となりました。後述しますがホテルも早期予約にて格安で取れましたので。
きっぷの入手自体がイベントなので丸々一本エントリーを費やしましたが、実践編は次回からです。
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