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2024.11.24

24/10/28 (3)富山への道2024 その3【城端線・新高岡→高岡】

 9時04分、新高岡到着。配線は通過線のない2面2線で、これが新幹線における最小構成かと思いきやそうではない、というのはここまで見てきた通りです。あと1駅・9分だけを残して入れ替わりに指定席車へも乗車がありますが、富山で接続する<かがやき506号>(富山9時26分発、13分で連絡)との通しの新幹線特急券を使っていると解ります。2015年の開業からしばらくは<かがやき>の定期列車も1往復だけ?停車していましたが、現在は不定期列車のみの停車。越前たけふと同様にここは単独駅の強みで、パークアンドライドでの車との連携には富山駅よりも便利なのですけれどもね。


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 ようこそ高岡へ。敦賀駅での乗り継ぎが気分転換になったせいかやっと着いたという気分ではなく、逆にえっ、もう?という感じ。尤も乗り換えイコール負担には違いないため、荷物が多ければそうも言っていられないでしょうが。新高岡・富山への所要時間は2019年当時のサンダーバード1号→はくたか558号の乗り継ぎと比較して31分の短縮。大阪→敦賀→富山(320.6km)は2時間43分と3時間を大きく切ったとはいえ表定速度は117.9km/hに留まるため、新幹線に期待される効果としてはやはり物足りなさが大きいです──今日・明日に限っては片道2,500円なので不問ですが。


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「高岡大兜」が存在感を放つコンコースです。これから乗り継ぐ城端線(じょうはなせん)との接続時間が9分と短いので、ぐるりと見回して一瞬だけ表へも出たのち、すぐに駅西側の城端線ホーム(新幹線の改札を出たらそのまま直進)へ移動することに。


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 新高岡駅~高岡駅間の公共交通での連絡手段は

  1. 分かりやすいが本数が少なく新幹線との接続も考慮されていないJR城端線
  2. 一定の運行頻度が確保されている(はずの)一方で、専用系統ではなく生活路線に相乗りする形なので外部からの来訪者には分かりづらい路線バス(加越能バス)

の2つで、今回は偶然にも城端線との接続が極めて良好だったものの……と、ここで前々回のエントリー冒頭にて書いた件になるのですが、大阪7時00分発の<サンダーバード3号>から<つるぎ4号>と乗り継ぐと新高岡着が9時44分になり、次の城端線高岡行きは10時55分と1時間以上空くので利用不可。では路線バスはというと、下の画像のようにこちらも9時41分発の便が行ったばかりで次は10時21分発とこちらも37分待ち。徒歩ならば1.7km・約25分の道のりですので、荷物が少なければ当然歩きますよこれは。加越能バスはダイヤ改正を実施したばかりで、9月中に旅程を作成した段階では改正後の時刻が乗換案内サービスに未反映だったのでサイコロきっぷ購入時の予約は改正前の円滑に乗り継げるプランを前提に入れていたものの、微変更だろうと高を括っていたら悪い方向での大幅変動だったので唖然→大阪~敦賀~新高岡の列車ごと1本前倒しという経緯だったのでした。新幹線開業から数年間は「シャトル6」という名称で10分間隔で運行されていたそうなのですけれどもね。こちらも毎度おなじみ家畜不足もとい人手不足の影響がモロに出ているわけですが、国レベルでも地方自治レベルでも民意によってクルマ社会・マスト・ゴー・オンでコンセンサスが取れているからには不平を漏らすのも料簡違いということで、ここは粛々と・受動的に対応するのみです。


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 城端線ホームです。全国相互利用対応の交通系ICカードが使えるのは高岡およびあいの風とやま鉄道線方面のみで、城端方面は訪問時点では未対応(加えて氷見線も全線未対応)。昨年公開されたアニメ映画の舞台のモデルになったウイスキー蒸留所が沿線にあり(4駅南の油田(あぶらでん)駅下車すぐ)、こちらのキャラクターによりその旨が案内されていました。


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 首都圏色(タラコ色)のキハ47系2両編成が到着。新幹線開通時に設置された新駅ながらも地域交通のハブとしても機能しているようで、学生が多数下車してきました。城端線と氷見線はあいの風とやま鉄道への移管が決定しており(時期は未定)、今回の旅では両線沿線の観光も候補に入れていたものの本数の少なさがネックとなったため、こちらは移管後に予定されている増便後の訪問でも遅くはないでしょう。


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 湿度が飽和水蒸気量になっている列車に揺られる(軌道のせいで文字通りかなり揺れる…)ことわずか3分。9時16分に高岡駅へ到着したら、コインロッカー(下の写真左側、小サイズ400円。改札口方向からは直接目に入らないのでご注意)を経由しつつその足で万葉線のりばへ向かいます。最近は殆どキャッシュレス決済で済ませるので以前にも増して硬貨の持ち合わせが少なく(神社仏閣の賽銭すら事欠く始末)、こちらの交通系ICカードで支払い可&カードorスマホがキーになるタイプのロッカーのお蔭で心配と両替の手間がなくなり助かっています。


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 次回からは高岡・射水編。

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