和泉市久保惣記念美術館、ほか雑記編
和泉中央駅には2004年4月、泉北高速線の完乗のために一度降り立っており、今日は17年ぶりの再訪となります。前回はいまは無き『スルッとKANSAI 3dayチケット』利用だったので躊躇なくトンボ返りが出来たのですが、今回はマジメに(?)安くはない普通運賃を払って来ていることもあり、駅近くのスポットに立ち寄ってから帰ることに。それほどメジャーな場所ではないので、この機会にここで皆様にご紹介しておくことにします。
▲和泉中央駅・改札前
和泉中央駅には2004年4月、泉北高速線の完乗のために一度降り立っており、今日は17年ぶりの再訪となります。前回はいまは無き『スルッとKANSAI 3dayチケット』利用だったので躊躇なくトンボ返りが出来たのですが、今回はマジメに(?)安くはない普通運賃を払って来ていることもあり、駅近くのスポットに立ち寄ってから帰ることに。それほどメジャーな場所ではないので、この機会にここで皆様にご紹介しておくことにします。
▲和泉中央駅・改札前
引き続き、円頓寺商店街の南側に広がる古い街並みを散策。時季が時季なので、展示作品を求めてという以上にクーラーを求めて……という感じになりがちではありますが。
▲こちらも会場のひとつの「那古野一丁目長屋」
13時10分頃、四間道・円頓寺エリアへ到着。この地名、何気に難読地名でして、四間道は「しけみち」、円頓寺は「えんどうじ」という読み方をします。作品群は大通りを挟んでひとつながりとなっている円頓寺商店街・円頓寺本町商店街沿いに展開しており、まずは東側の円頓寺商店街へ向かうことにしました。
ホテルからの道のりをほぼそのままなぞる形で、歩いて栄へ戻ります。2020年の全面リニューアルへ向けて工事がたけなわの久屋大通公園を抜けると、オアシス21前で表現の不自由展の再開を求めて野良パフォーマンスを行う人達がおられました。私に関しては少女像はどうでも良くて同展の趣旨に興味を惹かれただけなのですが、とはいえ利害は完全に一致しているわけなので心の中で賛同の姿勢を示しておきます。
親愛なる読者の皆様。大変ご無沙汰しております。10~20代の時分よりは大幅に頻度は落ちたとはいえ、この頃も遠近問わずちょくちょく旅に出掛けてはいるのですが。最近は記事に起こす気力が減退してしまい、私生活において精神的に疲弊してネットへつなぐことすら負担に感じ、気づけば丸1年も放置してしまいました。放置期間中もアクセスカウンターはコンスタントに回っており、RSSリーダーに登録してくださっている方(→チェックできるサイト)も沢山いらっしゃるようで、誠に心苦しい限りです。ご期待に沿えず申し訳ございません。
というわけで生存報告も兼ねまして、またローペースながら更新を再開していくことにします。まずは例の像の件でこの手の芸術祭としては異例の注目を集めることになった、『あいちトリエンナーレ』(2019年開催)の訪問記から。当初はまた電脳井戸端会議のネタが投下されおったわー、と、いつものように静観するつもりだったのですが、作家の瀬川深さんの訪問レポートを読んでいたら俄かに興味が湧いてきまして。私が訪れた日には既に『表現の不自由展・その後』のコーナーは公開が中止されており、さらに検閲への抗議や連帯を表明する一部の作家が自身の作品を引き上げるという事態にまで発展していましたが、今回は芸術祭そのものが面白そうだったので訪問を止めるほどのクリティカルな事態だとは考えず、予定どおり名古屋まで足を運ぶことにしたのでした。大阪近郊からならば近いものですしね。私はアートの批評者としての素養があるわけではないので瀬川さんのように端正な文章は書けず、甚だ取り留めのない内容になるとは思いますが、ある意味で“風評被害”を被ってしまったイベントの実態が果たしてどんなものだったのか……というのが少しでも伝われば幸いです。
《アムステルダム国立ミュージアム・外観》
というわけで、オランダ国内最大の美術館・国立ミュージアム(Rijksmuseum)である。実はこの美術館、10年前の2003年末から長期の改修工事が実施されていたのがこのほど竣工し、つい11日前にグランドオープンを迎えたばかり。ガラス天井を通して外光がふんだんに射し込むエントランスホールへ入ると、新築の匂いがプンプンと漂っている。
トラムStatenplein停留所から歩いてすぐのハーグ市立美術館(Gemeentemuseum Den Haag)へ。主に近代以降の作品を所蔵する美術館だが、現在マウリッツハイス美術館が改装工事のために休館中で、その間一部の所蔵作品がこの美術館に移されているのである。一昨年購入したガイドブックには入館料は10ユーロと書かれているが、今はマウリッツハイスコレクションが加わっているせいか14.5ユーロに大幅値上げされていた。
《ハーグ市立美術館・外観》
再び阪神電車に乗り、次の元町駅で下車します。遅い昼食を済ませた後、2つめの美術館・大丸ミュージアム<神戸>(大丸神戸店9F)へ。ここで鑑賞するのは、「歌川国芳展~奇想の浮世絵師による江戸案内~」です。歌川国芳 [うたがわ くによし/1798-1861] とは江戸時代末期に彗星のように現れた、浮世絵の奇才のこと。確かな画力で華やかなりし江戸の風俗・文化を克明に描き出すとともに、その卓越した発想力でユーモアやウィットにあふれた作品を怒涛の如く生み出し続け、現在は海外でも高く評価されている、日本が誇るスーパーアーティストです。
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